5年前のあの日。
お日様差し込む暖かな部屋で、デカちゅっちゅと遊んでた。
里子に出す日が近づいていることを感じつつ、今のうちにいっぱいベタベタしちゃえ〜って。
デカと二人きりのあの晩は怖かった。
停電と断水で何もできず、ケージに入れたデカの隣に毛布を敷いて布団にくるまった。
怖かったけど、「デカと一緒に命を落としたら、私が飼い主ってことになるのかな?」と考えて、
ちょっと嬉しい気分になったりもした。
役場や病院に避難した時も怖かった。
怖かったけど、そこそこ冷静で、それはデカがいたからだと思う。
フードやお水、ペットシーツ等、何を持参すればいいのか、それだけを必死で考えた。
デカちゅっちゅは私にとって特別な存在となった。
このブログの読者の中にも、甚大な被害を受けた東北の地に住んでいた人がいます。
彼女が高校生の時、川に流されていた子猫たちを救い、2匹が家族になりました。
ですが5年前、一匹を津波で亡くし、もう一匹は後を追うように虹の橋を渡りました。
あの日、どれだけの小さな命が失われたんだろう。
取り残された命はどれだけなんだろう。
私にできることって何だろう。
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